出産の日

妻の布団を片付けた。
風呂の掃除をした。
何度も戸締りを確認した。
9:25頃に自宅を出た。
会社は特別休暇。


9:30には産婦人科到着。
すぐに出産一時金直接支払い制度の申請用紙にサイン、捺印。


10時頃
個室へ移動。
パンツと産院のネグリジェに着替えてベッドに横になって検温。


11時頃
出産までわずか。妻は実家に電話。
軽い麻酔のせいで少し眠そうな感じ。
僕は近所のラーメン屋でとんこつラーメンとチャーハンを。
なぜか「バガボンド」を読む。
めずらしくセブン11で缶コーヒーを買って飲む。


11時50分頃
妻の個室に戻る。助産師さんに手術時間の説明を簡単に受ける。


12時20分
助産師さん2名が妻を迎えに来た。手をとられ、妻は歩いて分娩室へ。個室から分娩室まで斜め向かい5mくらい。
・痛み止めを使うが個人差がある
・夜は座薬を使う
・12時45分くらいには産まれる
・分娩室の前に居たら泣き声が聞こえる
・個室のドアを開けたままにしましょうかね
と教えてくれた。この助産師さんが最初の子どもの世話と我々の相手を丁寧にしてくれることに。


12時40分ごろ
ビデオカメラを持って分娩室の前に。すぐに泣き声が聞こえた。すごく甲高い声。
泣き声を聞いている間2,3回ウルウルと来た。
清掃の女性が「おめでとうございます」とすれ違い際に声をかけてくれた。


13時ごろか?
突然分娩室のドアが開いて、先ほどの助産師が裸のわが子を抱えて出てきた。わが子と対面。
思わずカメラで撮影していること忘れた。
まさかこんなにすぐ会えるとは。
指先で軽く触れた。ふにゃふにゃ。
体が大きく感じられた。
妻も元気だという。


新生児室の奥で体重測定。
身体を拭いて中央のベッドへ。目薬を射す。
ママは○○○○
2/4 PM0:43 2475グラム 47.5センチというカードが挿された。
泣いてる、手を動かしてる。
指は1,2,3,4,5。髪の毛がチリチリだけど濡れているからかな。こめかみはホクロかな?いや髪が固まっているんだ。
僕みたいな大きな痣は無かったな。


眺めていたら、院長が手術服のまま出てきた。
「おめでとうございます。10分くらいしたら奥さんも出てきますよ。」と告げられた。


眺めていたら、「ご主人」と呼ばれた。
妻がストレッチャで運ばれて出てきて、個室へ移動するところだった。こんな真横なのに気付かなかったことにビックリした。子どもを凝視してたのだろう。


もうちょっとして「ご主人、奥さんの所へどうぞ。」と呼ばれて個室へ。


妻は意識有り。「よくがんばった。元気な子ども。耳が大きくて、顔がきれい。」と伝えた。


妻は「手とか足とか大丈夫?」と聞いた。
すごく大きな手だよ。問題何も無いよ、と伝えた。


・妻の携帯で妻の実家に電話
2番目の妹が出て母子無事であることを伝えた。
「おめでとうございます」という言葉が印象的で自分の子供が産まれたんだと実感した。


・妻の携帯で1番目の妹に電話
近々会えるねと話した。


・妻の携帯で義母に電話
「ただいま電波の届かない所にいるか、、、」


・僕の母の携帯に電話
出ない


そうこうしている内に子どもが個室に。
妻と二人で記念撮影。
「わ、まつ毛が長い」と言われた。
泣いていたが、妻の指を握ると眠った。

僕はビデオ撮影、携帯撮影して家族にメール。

・すぐに姉から返事。それに返事をする暇が無い。

・妻の携帯で義母に電話
義父が出る
「どんな顔してる?」「きれいな男前です」と伝える。
義母に代わって電話
「母子ともに健康です」と伝える。


・僕の母、そして父に電話
出ない


・色々な人にメール送信
みんなから祝福の返信が。


・会社からお祝いの花が届く


・妻の右隣に寝ている子供は顔を右に向けたまま。
ビデオカメラの画面を妻に向けて顔を見せた。

・記念撮影したフォトブックが出来上がってきた。
ボタンを押すと産声が。

・ずいぶん経過してようやく僕の両親と電話が繋がった。
外に出るとちょうど到着。
フォトブックを見せる。
新生児室でしばらく孫を眺める。


・父をインターチェンジまで先導。
母はわが家に連れて行き、ゆっくりさせる。
僕は病院に戻る。


・個室には院長からお祝いの花が。

・妻の足には自動マッサージ器が。(血栓予防)
ブドウ糖の点滴も。

・21時に個室を出た。妻を眠らせるため。
友人からお祝いのTEL。友人にも先日第二子が生まれたばかり。わが子と同級生になる。

・21時半ごろにわが家到着。
妻が準備してくれていた冷凍したご飯と母の料理で晩御飯。

・寝たのは1時くらいか。


人生最高の暖かい日でした。